長崎市で仕出し・オードブル・お弁当の宅配の縁結びです。

 1222日が「冬至(とうじ)」。一年で最も昼の時間が短くなる日です。

日本の冬至といえばカボチャ。カボチャは7月から8月に収穫の最盛期を迎える夏野菜だが、なぜ冬至に食べるのでしょうか。

カボチャは漢字で書けば「南瓜」となるとおり、熱帯モンスーン気候に属する南国カンボジアを経て日本まで渡ってきた野菜です。そのため、太陽の光をたくさん受けて育った野菜といえます。そして、冷凍技術がなかった時代、カボチャは常温でも比較的長い期間保存が可能な食材だったため、冬にも食べることができました。この習慣が、冬至にカボチャを食べることに結びついたとも考えられています。

ほかにも、冬至にカボチャを食べることは栄養の観点からも合理的です。カボチャには消化されやすいデンプンが多く、ビタミンやミネラル、カルシウム、食物繊維などがバランスよく含まれています。そのため古くから、「風邪を予防できる」食材ともいわれ、冬至に食することにつながったとも考えられています。

冬至の日には、ニンジンやキンカン、寒天、うどんなどの「ん」のつく食べ物を食べると運が向上するというユニークな言い伝えがあります。ちなみに、この考え方によると、前述のカボチャも「南瓜」を音読みすれば「なんきん」で、「ん」が2つつく食べ物となり、縁起担ぎにうってつけですね。

なぜ「ん」のつく食材が運気を向上させるのかについては諸説あります。「うん」を呼び込むといった説や、いろは歌の最後が「ん」なので一陽来復のように開運を願うなどといった説があります。