長崎市で仕出し・オードブルの縁結びです。

スタッフから桜島大根をいただきました。

「桜島だいこん」は,「かごしまの伝統野菜」に選定されています。「かごしまの伝統野菜」とは,鹿児島の人や風土と関わりが強く,郷土の食文化を支えてきた野菜で,古く(おおむね昭和20年以前)から県内で栽培されてきた野菜のことをいいます。

桜島大根は,大和本草(1709年)に「薩摩大根は常のより大なり」と記録されており,江戸時代には大きな大根としてつくられていたそうです。「桜島大根」と呼ばれるようになったのは,約200年位前と推測されています。

ルーツは諸説あり,天和年間に愛知県から入手した方領だいこんの中から変種を発見した選抜系統説,桜島に自生していた浜だいこんの中から生まれた説,姶良郡隼人町(現霧島市)で栽培されていた国分だいこんを西桜島で栽培中にできた説等があります。

収穫最盛期は,1月中旬~2月上旬で,現在約8ヘクタールで栽培されています。形はかぶに似ており,葉は縮れ,濃い緑色をしています。

煮ても煮くずれしにくく,味がしみこみやすい特徴と,果肉も緻密で雪のように白いことから,漬け物用から煮物用と広く使われています。