厚生労働省では、食品衛生管理の徹底及び地方公共団体等におけるリスクコミュニケーションへの取組の充実等を図るため、8月の一ヶ月間を「食品衛生月間」と定めています。
食中毒の原因菌は「つけない」「増やさない」「やっつける」の3点です。
(1)つけない=洗う!分ける!
手にはさまざまな雑菌が付着しています。食中毒の原因菌やウイルスを食べ物に付けないように、次のようなときは、必ず手を洗いましょう。
手に付着した食中毒菌を手洗いで落とす
調理を始める前
生の肉や魚、卵などを取り扱う前後
調理の途中で、トイレに行ったり、鼻をかんだりした後
おむつを交換したり、動物に触れたりした後
食卓につく前
残った食品を扱う前
また、生の肉や魚などを切ったまな板などの器具から、加熱しないで食べる野菜などへ菌が付着しないように、使用の都度、きれいに洗い、できれば殺菌しましょう。加熱しないで食べるものを先に取り扱うのも1つの方法です。焼肉などの場合には、生の肉をつかむ箸と焼けた肉をつかむ箸は別のものにしましょう。 食品の保管の際にも、他の食品に付いた細菌が付着しないよう、密封容器に入れたり、ラップをかけたりすることが大事です。
次回は残りの2つのポイントについてご説明します。