長崎市で仕出し・オードブルの縁結びです。

梅雨の到来とともに、梅の実を使った「梅仕事」のシーズンがはじまります。「梅仕事」とはその年に収穫した梅の実を使って いろいろな加工品をつくることで、旬を知らせてくれる日本の生活文化の一つです。

「梅は医者いらず」と言われるように、梅干しは時を越えた万能薬としての効果があります。たくさんのパワーを秘めた梅干をうまく生活に取り入れて健康な身体づくりに役立ててみてはいかがでしょう。

江戸時代に書かれた『飲膳摘要(いんぜんてきよう)』には「梅干しの七徳」として梅干しが紹介されています。

  • 毒消しに功あり。うどん屋は必ず梅干を添えて出す。
  • 防腐に功あり。夏は飯櫃《めしびつ》に梅干一個を入れておけば腐らず。
  • 病気を避けるに功あり。旅館では必ず朝食に梅干を添えるを常とす。
  • その味かえず。
  • 息づかいに功あり。走る際、梅干し口に含めば息切れせず。
  • 頭痛を医するに功あり。婦人頭痛するごとにこめかみに貼るを常とす。
  • 梅干しよりなる梅酢は流行病に功あり。

古い言い伝えですが、「梅干しの七徳」は今にも通じることがほとんどで、その効用が長く語り継がれてきたことがわかります。